母の電話、三回めの「どうだった?」
仕事から帰って、夕方に実家の母へ電話をしました。今日は、先月の健診の結果を、母に伝える約束の日でした。
「どうだった?」と聞かれて、「大丈夫だったよ」と答えました。五分ほどして、また「どうだった?」。話が少し戻っているのかな、と思いながら、同じように答えました。三回めには、わたしのほうが先に「大丈夫だったよ」と言ってしまって、母が笑いました。ちゃんと笑ってくれたので、ほっとしました。
母は79歳です。一人暮らしで、庭の花の話や、隣の家の猫の話は、むかしと変わらずよく覚えています。ただ、ここ数か月、同じことを聞き返す回数が少し増えたような気がします。気のせいならいいのですが。手帖には、日付と一緒に「三回」とだけ、小さく書きました。
そういえば、電話の向こうで、玄関の戸を開けたままにしていたらしく、スズメの声が聞こえていました。母は「ちょうど今、庭に来ているよ」と言います。わたしは机の前で、うなずいていました。電話なので、見えないのですが(笑)。
今週末は、顔を見に行くつもりです。冷蔵庫の中身を、ちょっと確かめてこようかな。
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