歌わん木曜の夜
今日は明け番。昼過ぎまで寝て、起きたら霧雨やった。ベランダから川の向こうがぼんやり白くて、それを眺めながらコーヒーを飲みました。
合唱団の練習が休みになって、もう一年以上たつんですね。最初のうちは「すぐ戻るやろ」と思っとったけど、そうもいかん。楽譜は棚に立てたまま、背表紙だけ毎日見とる。歌っとらんと、声ってほんまに鈍る。この前、お客さんに「ありがとうございました」と言うたとき、自分の低い声が少しかすれてた。接客の声ばっかり高いほうに使うとるせいやろか。
ほんでな、夜に台所で小さくハミングしたら、アルトの音がちゃんと出てこない。ハモる相手もおらんし、一人で歌うと、どこにも寄りかかれんのがよくわかる。マスクをして、距離を空けて、いつかまた並んで歌える日が来るんやろか。
テレビはオリンピックの話ばかり。無観客でやるそうで、合唱も同じ時代を歩いとるなぁと、ぼんやり思いました。夜はぬる燗を少しだけ、と思ったけど、明日は乗務やから、本当は飲んだらあかん日で、麦茶にしました。まぁええか。声は、また出せばええ。
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