缶コーヒーの場面が忘れられない
昨日、父と映画を観に行きました。霧雨で、傘をさすかどうか迷う天気でした。映画館では眼鏡をかけます。かけた瞬間に字幕がくっきりして、地味にうれしいです。
話は、無口な男の人が古い車で、離れて暮らす娘に会いに行くだけ。大きな事件は起きません。でも途中、ガソリンスタンドで缶コーヒーを飲む場面があって、そこが好きでした。しゃべらないのに、気持ちが伝わってくる。あの場面はずるいです。
音もよかったです。エンジンの音、ワイパーの音、ラジオが入ったり切れたりする感じ。耳はいい方なので、細かい音まで拾ってしまいます。ピアノをやっていたころのくせかな。エンディングは音楽が静かに続いて、席を立つ人がほとんどいませんでした。
帰りに父とラーメン屋へ。父は映画の話をほとんどしません。ラーメンをすすりながら、「あの車、いい色だったな」と一言だけ。同じところを見ていたんだなあ、と分かりました。僕も、とりあえずうなずきました。
今日は風が強くて、河川敷を走ってもなかなか進みません。向かい風の中、頭の中はずっとあのエンジンの音でした。(笑)
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