今年の秋も、太鼓台は出ないそうです
秋祭りの太鼓台の運行が、今年も見送りになりそう、という話を聞きました。夫が会社で耳にして、夕ごはんのときにぽつんと教えてくれたんです。あー、やっぱりか、と。
わかっとったんです。ワクチンの話もやっと動きはじめたところで、まだマスクの生活やけん、人が集まるのは難しい。それでも、去年に続いて二年。太鼓台が町を練り歩く音を、耳がちゃんと覚えとるのに、鳴らない。静かな十月を想像すると、思ったよりこたえました。
長女は小学2年生になりましたが、太鼓を前にして固まったあの顔を、わたしはまだ忘れられません。あの子が今年は慣れるかな、と勝手に楽しみにしとったんですよね。長男は5歳で、太鼓台の提灯が夜に一斉に灯る景色を、実はまだ一度もちゃんと見とらん(去年も今年も、というのが、なんとも)。祖母が生きとったら、「祭りがない年も、ある」と笑って言いそうやなあ、と思ったり。祖母が連れていってくれた夜の石畳の匂いまで、ふと浮かびました。ちょっと語らせてもらうと、提灯って、灯ってる瞬間よりも、灯る直前の、ざわっとした暗がりがいちばん好きなんです。あの空気が、今年もないのか。(語りすぎました)
夜、子どもが寝てから、仕事の合間に提灯の絵をなんとなく描きよりました。納品もしない、誰にも見せない絵。墨を落とすみたいに、ゆっくり線を引いて。さびしさって、手を動かすとちょっとだけ薄まるんですね。とりあえず、そんな一日でした。
コメント
関連する記事
- 見守るって、むずかしい(いとまき)
- 雨の日曜、傘をさして実家へ(ふらいぱん)
- 義娘の進路希望調査票(いとまき)
- 母の家の玄関に、小さな変化があった(あずき)
- 冷蔵庫の紙に、赤ペンが増えた(ふでこ)
| « 霧雨の朝、犬と一周だけ | メールの来ない月曜が、三回続いた » |
カテゴリ・タグ
| カテゴリ | 趣味・おでかけ(637) 動物・ペット(170) 季節・行事(260) 仕事・学校(411) 日記・雑記(113) 暮らし・家計(172) 体と健康(210) 家族・子育て(600) 食・料理(177) 世の中のできごと(13) |
|---|---|
| タグ | 家族日常雑記仕事母行事体調実家息子ごはん猫夫職場冬近所育児散歩長女夏秋日記節約失敗日曜日畑長男おでかけ犬休み休日 |