お彼岸の本堂、風の通る朝
朝六時、むぎと堤防まで歩きました。くもりで、風は冷たいけど、このあいだまでの刺すような感じはありませんね。むぎは草の匂いを熱心に調べていて、私は先にちょっと一息(足がまだ重いです)。
お彼岸の中日がきのうで、お寺はこの何日か、ずっとお参りの人が続いています。私の仕事は受付とお供えの用意が中心です。おとといは雨が降ったけん、足もとが悪い中を来てくださる方が多くて、玄関にぞうきんを何枚も置きよりました。ありがたいことです。
今日は朝のうちに本堂の戸を開けて、風を通しました。線香の匂いが、外の冷たい空気と混ざるんですね。この匂いは、子どものころから変わりません。お供えのおはぎ(こしあん)も並べて、数をかぞえ直しました。几帳面と言われるのは、こういうときですね。
家に帰ると、母が仏壇にお花をかえていました。祖母が亡くなって、二度目のお彼岸になります。去年とはまた違う静けさで、でも母は変わらず手を動かしています。
まあ、ええか。そんなに急がんでも、春はちゃんと来ますけん。ぼちぼちやっていきます。
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