揺れた夜のあと、塾の自習室は開いていた
金曜の地震から、まだ頭がふわふわしている。うちのほうも結構揺れた。棚の本が落ちた程度で済んだけど、夜は母が玄関に靴を並べて寝ていた。余震が来るたびに、妹が無言で部屋に入ってくる。
今日は日曜。塾の自習室が開いているか分からなかったので、先に電話した。「開けてます。無理しなくていいですよ」と言われた。無理しなくていい、と言われると、逆に行きたくなる。
行ってみると、いつもの半分くらいの人数だった。照明が少し落としてあって、暖房も弱め。静かすぎて、ペンの音がやたら響く。ニュースが気になって携帯を何度も見たけど、見ても何も変わらないので、途中でカバンの底にしまった。
英語の長文を二題やって、数学は一問だけ。進んだのは、たぶんいつもの三分の一。それでも、家でテレビを見続けるよりはましだった気がする。
帰りに自転車で走っていたら、信号が消えている交差点があって、みんな妙に譲り合っていた。いつもこうならいいのに。明日からの停電の予定表を、母が冷蔵庫に貼っていた。勉強の時間割も、作り直さないといけない。
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