鳥居の記号が三つ、神社は一つ
けさは氷点下だったみたいで、自転車のハンドルが冷たかった。手袋を二枚重ねたら、ブレーキが握りにくかった。まあいいか、とそのまま出発。
社会科研究部で、市内の神社の分布図を作っている。秋の文化祭に出すつもりなんだけど、まだ点を打っている途中。二万五千分の一の地形図の鳥居の記号と、図書室の古い郷土史の本(昭和50年代のもの、たぶん)を照らし合わせて、一つずつ自分で見に行く、というやり方。地道。
きょうは北のほうの三か所。一つ目の坂下天神社は、ちゃんとあった。石段の横で白梅が咲いていて、誰もいなくて、静か。残りの二つは、地図には鳥居があるのに、行ってみたら、一つは月極の駐車場、もう一つは家と家の間の、細長い空き地だった。
帰ってから祖父に聞いたら、よそのお宮に移されたんかもしれん、とのこと(合祀、というらしい)。郷土史の本を読み直すと、一つは「昭和五十八年、天神社ニ合祀」と小さく書いてあって、それが、さっきの坂下天神社のことみたい。一番最初に行ったところで、もう会っていた、ということになる。ふしぎ。地図のほうが、町に追いついていないのかも。
鳥居の記号が三つで、神社は一つ。分布図には、なくなった社も、別の印で残しておくつもりだ。記録としては、そのほうが正直なのかなあ。
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