リフトの上で、手袋を落とした話
六月の終わりに雪の話もないのですが、この前、昔の写真を整理していて、去年の冬の日帰りスキーのことを思い出しました。ちょっと調べてみたら、日付は二月の頭でした。
朝いちばんのリフトで、ぼくは片方の手袋を落としました。原因は単純で、上着のポケットからスマホを出そうとして、膝の上に置いていた手袋を、そのまま下に落としたんです。リフトの上から、ぽとり。真っ白な雪の上に、黒い手袋が一つ、ぽつんと見えていました。一応、声を出したのですが、誰にも届きませんでした(笑)。
降りてから、コースの端を歩いて戻りました。なるほど、雪の上だと、落とし物は意外と目立つんですね。ただ、新しい雪が少しかぶっていて、見つけるまでに十分くらいかかりました。拾ったときには指先がすっかり冷えていて、ストーブの前でしばらく動けませんでした。
それからは、ポケットのファスナーを閉めてから、スマホを出すことにしています。理屈で考えれば当たり前なのですが、人間はこういうことで一度は失敗するものだなあ、と。まあ、冬になったら今度こそ手袋を落とさずに滑りたいです。
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