母のぶり大根を、母の手順で作ってみました
母が亡くなって、一か月と六日がたちました。今朝は五時半に起きて、雪の降るなか、母がよく作ってくれたぶり大根を、記憶にある手順のとおりに作ってみました。
順に言うと、ぶりのあらには熱湯をかけて血合いを洗い、大根は厚めの輪切りにして米のとぎ汁で下ゆでします。母は面取りをしない人で、「煮れば丸くなるから」と言っていたのを覚えています。私はふだん几帳面にやりたい性分ですが、今日は母のとおりにしようと決めて、角はそのまま残しました。
味つけは、しょう油と酒とみりん、それに砂糖を少しだけです。出汁は入れません。ぶりから旨みが出るので、いらないのだそうです。出汁にはこだわる方ですが、この一品だけは水と酒で煮るのが正しいようです。
仕上がりは、母の味より少し薄く、上品でした。長男に食べさせると「ばあちゃんのより、おいしくない」とあっさり言われ、長女は黙って二杯目をよそっていて、妻は「悪くないけど、お義母さんのは、もう少し甘かったね」と言いました。なるほど、砂糖です(笑)。
台所の窓の外は、まだ雪でした。
鍋の湯気。
母の背中の丸さ。
来月は、砂糖を大さじ半分ほど増やして、もう一度、母の手順で作ってみます。
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